便利屋 Cat’s Paw(職業訓練校:制作課題)ウェブアクセシビリティ対応

便利屋 Cat’s Paw(職業訓練校:制作課題)

このサイトは、職業訓練校での卒業制作課題「誰かを喜ばせるサイト」という条件に合わせて作成しました。
そのため、より多くの人に読まれるサイトであることと、近年、義務化されたウェブアクセシビリティ(WCAG 2.2 / JIS X 8341-3:2016)の条件を満たすことに重点を置きました。
また、このサイトにつきましては、PowerPointで資料を作成しクラス内でプレゼンを行いました。

サイト名:便利屋Cat’s Paw(キャッツポウ)
URL:https://benri.sawae.info/

01.サイト概要

このサイトは、職業訓練校での制作課題として「誰かを喜ばせるサイト」というテーマで制作しました。

私が便利屋サービスを題材に選んだ理由は、日常の “困った” を解決することで、「人の暮らしを支えられる点=喜び」と感じたためです。
多様なユーザーが安心して利用できるよう、配色・フォント・UI などにアクセシビリティの視点を強く取り入れた構成 を意識しています。

02.デザインコンセプト(世界観)

  • 親しみやすさ、やさしい印象
  • シンプルで見やすいレイアウト
  • 直感的に操作できる UI
  • 誰でも迷わず目的ページにたどり着ける導線設計

とくに利用者層を限定せず、高齢者・色弱ユーザー・ITに不慣れなユーザーでも読みやすい配慮を中心にデザインしました。

03.制作の狙い(設計思想)

3-1.視認性を重視した配色設計

ブルーを基調にしつつ、コントラスト比に配慮した明度設定を採用。
背景と文字色の差を十分にとることで、どのデバイスでも読みやすい画面を目指しました。

3-2.情報を整理したレイアウト

サービス一覧、料金表、FAQ など必要情報が多いため、カテゴリーごとに情報を分割し、1画面で理解しやすいブロック構造 を採用。
閲覧目的の異なるユーザーでも迷わず必要な情報にアクセスできます。

3-3.HTML の意味論・アクセシブル構造

HTML5 のセマンティックタグを適切に使い、スクリーンリーダー利用者にも理解しやすい文書構造を意識しています。
また、リンクの役割やボタンの操作性など、操作しやすい UI に注力しました。

3-4.PowerPoint による提案資料作成

クラス内での最終プレゼンに向けてサイト説明・ターゲット設定・アクセシビリティ配慮をまとめた PowerPoint 資料も制作しました。
(クライアントワークを想定した練習として実施)

presentation1_cropped

04.注力したポイント

このサイト制作では、アクセシビリティ(WCAG 2.2 / JIS X 8341-3:2016) に重点を置き、誰でも見やすく使いやすい UI を目指しました。主に取り組んだポイントは以下です。

■ 色弱対応のカラー設計(コントラスト比の確保)
色覚多様性を考慮し、

  • コントラスト比 4.5:1 以上を維持
  • 文字と背景色の組み合わせを複数パターン検証
  • 強調色は赤系ではなく誰でも認識しやすい色を採用

アクセシビリティ基準に準拠した配色設計にすることで、読みやすさと視認性を高めました。

■ UD(ユニバーサルデザイン)フォントの採用

本文は読みやすさ優先の UDフォントを採用。
高齢者や視力の弱い人でも負担なく読めるよう、

  • 字形の認識しやすさ
  • 行間と字間のバランス
  • スマホ表示時の可読性
    に特に配慮しました。

■ HTML 構造と WAI-ARIA による意味づけ

HTML5 のセマンティック要素(header / main / nav / section / footer)を正しく使い、スクリーンリーダーでも読みやすい構造にしました。

また、必要な箇所には WAI-ARIA を補助的に追加し、誰でも情報にアクセスしやすいサイトを構築しています。

■ キーボード操作で全てのリンクにアクセス可能
Tab キーでのフォーカス遷移をチェックし、

  • リンク
  • ボタン
  • メニュー
  • 問い合わせ導線
    がすべてキーボードだけで操作できるように調整しました。

■ UI / ナビゲーションの分かりやすさ
ユーザーが迷わないよう、

  • 大きく分かりやすいナビゲーション
  • クリック領域を広く確保
  • スマホでのタップミスを防ぐボタン配置
  • 余白を活かした情報整理
    など、ストレスなく利用できる UI に仕上げています。

■ ★ miChecker によるアクセシビリティ検証(高スコア達成)
総務省提供の miChecker(アクセシビリティ評価ツール) で検証した結果、このサイトは総合的に 高評価スコア を獲得しました。

この結果は、

  • コントラスト比の確保
  • 見やすい余白設計
  • 意味論に沿った HTML
  • UI の分かりやすさ
  • 読みやすいフォント設計
    など、制作時にこだわった取り組みが成果として表れたものです。

4-1. ページ構成の設計

  • TOP
  • 作業内容・料金
  • お客様の声
  • よくある質問
  • お問い合わせフォーム(外部連携)
  • 会社概要
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ
  • ブログ(外部連携)

一般的なコーポレートサイトに必要と思われるページを全て作成しファビコンも設定しました。
また、情報量を整理し初めて使う人でも「次にどこへ進めば良いか」迷わない構成に。

4-2. 素材写真の統一

  • 配色フィルター調整
  • 明るさ・コントラスト統一
  • イラストと写真の混在を避け、世界観の統一を担保
  • アイキャッチ・料金表などの必要パーツを独自作成

4-3. UI / UX の工夫

  • 1カラム構成で情報の流れが追いやすい
  • セクションごとに背景色を変えて可読性UP
  • ボタンのクリック領域を広めに設定
  • FAQをアコーディオン式で整理し、モバイル閲覧に最適化

05.成果

  • 総務省提供のアクセシビリティ評価ツール「miChecker」で高スコア
    → 視認性・操作性・理解しやすさ・堅牢性の4項目が高評価
  • 色弱・高齢者にも優しいUI設計
  • コントラスト比、フォント、情報構造が適切と評価
  • プレゼン資料としても分かりやすい設計で、訓練校内でも高評価

06.使用ツール

  • HTML / CSS(手書きコーディング)
  • Sublime Text(コードエディター)
  • Figma(ワイヤーフレーム・簡易デザインカンプ)
  • Chrome DevTools(レスポンシブ調整・デバッグ)
  • Excel(ターゲット設定シート / カスタマージャーニーマップ)
  • Photoshop /Illustrator(写真トーン補正・画像作成など)
  • Adobe Color|コントラストチェッカー・アクセシビリティツール
  • W3C Validator(マークアップチェック)
  • miChecker(アクセシビリティ検証)
  • PowerPoint(プレゼン資料)